先日、自分の店の名前でネットを一通り検索してみて、正直ぞっとしました。営業時間が、サイトごとに違う数字で表示されていたのです。
あるサイトでは「11:00〜15:00、土は18:00まで」。別の地図アプリでは、開業初期の古い時間がそのまま。第三者が書いた紹介記事では、また少し違う。どれも私の店なのに、外から見える“顔”がバラバラでした。自分では一度も直したつもりがなくても、こうなります。理由は単純で、お店の情報は、時間が経つほど登録された媒体が増えていくからです。
NAPとは何か。なぜGoogleが気にするのか
MEO(Googleマップでの上位表示)の世界で、基礎点とされるのが「NAP」です。Name(店名)・Address(住所)・Phone(電話)、そしてここに営業時間を加えたもの。これらが複数の媒体でどれだけ一致しているかを、Googleは店の信頼性の手がかりの一つにしていると言われます。
逆に言うと、店名や住所、営業時間があちこちで食い違っていると、Googleから見て「同じ店の情報なのか確信が持てない」状態になります。断定はできませんが、少なくとも“プラスに働く要素ではない”のは確かです。しかもこれは、広告費もツールも要らず、今日30分で直せる数少ない項目です。
NAP整合は、MEOの中でいちばん費用対効果が高い基礎工事です。順位を狙う施策の前に、まず土台の穴を塞ぐ。ここが割れたまま他をがんばっても、効きが目減りします。
実際にやった手順(無料・所要30〜60分)
- ①「正しい1つ」を紙に決める。 店名・住所・電話・営業時間・定休日を、正式な表記で1セット書き出す。これが“正典”になります。ここが曖昧だと、直しようがありません。
- ② 店名でエゴサーチして、載っている媒体を全部洗い出す。 Googleビジネスプロフィール、食べログ、ホットペッパー、エキテン、地図アプリ、地域の紹介記事……思っているより多いはずです。
- ③ 正典と食い違う媒体を、片っ端から直す。 自分で編集できる媒体は直接。オーナー登録が要る媒体は登録して修正。修正提案しかできない媒体は、そこから申請します。
- ④ 数字のブレも一緒に直す。 営業時間だけでなく、「創業◯年」「◯℃で焼く」のような“売り文句の数字”も媒体間でズレがち。ここも1つに揃えると、店の輪郭がくっきりします。
“最後の一媒体”がいちばん厄介
私の場合、主要な媒体をそろえても、ひとつだけ古い時間が残り続けました。オーナー登録していない地図系のサービスです。ここが「同じ店の別情報」を出し続けている限り、せっかくの整合が完成しません。NAP整合は7〜8割そろえても足りず、“最後の一媒体”まで詰めて初めて効く——これが、実際にやってみて分かった一番のポイントでした。
一度やれば、あとは“ズレを増やさない”だけ
NAP整合は、毎日やる作業ではありません。一度そろえたら、あとは新しい媒体に登録するときに「正典と同じ表記で入れる」を徹底するだけ。逆に、この“正典”を持たずに思いつきで登録し続けると、また数年後にバラバラに戻ります。まずは正しい1セットを決めることから始めてください。
店の“正しい情報と売り文句”を、発信でも一貫させる
AIDISHは、飲食店の発信を続く仕組みに変えるAIです。バラつきがちな店の情報や売り文句を、日々の投稿でもブレさせない土台づくりを支えます。
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