自分の店のページを開いて、こう思ったことはありませんか。「保存はこんなに付いているのに、口コミは数えるほどしかない」。実は、これはあなたの店だけの話ではありません。
私の店でも、あるグルメサイトの「保存」は数百件付いているのに、口コミは二桁の前半で止まっていました。数字だけ見ると、興味は集まっているのに評価が積み上がらない。長いあいだ、その理由が分かりませんでした。
「保存」と「口コミ」はまったく別の行動
まず整理したいのは、保存と口コミはユーザーにとって重さがぜんぜん違う、ということです。
- 保存は「気になる、あとで見よう」——タップ1回、10秒未満。心理的コストはほぼゼロ。
- 口コミは「文章を書く、評価を決める、公開する」——数分かかる上に、自分の名前で外に出す。心理的コストが桁違いに高い。
つまり保存が多くて口コミが少ないのは、店に魅力がないからではありません。「興味」から「証明」へ渡る橋がかかっていないだけなのです。多くの個人店は、この橋を一度も架けないまま「口コミが増えない」と悩んでいます。
保存が多い=いい兆候です。母数はもう集まっている。あとは、そのうちの数%を口コミに変える“ひと押し”があるかどうか。ゼロから集客するより、はるかに近い距離にいます。
橋を架ける3つのひと押し
私が実際に試して、口コミが動き出したのはこの3つでした。特別なツールは要りません。
- お願いする相手とタイミングを一点に絞る。 「満足そうに食べ終えた、会計のその瞬間」だけに絞って、一言だけ言う。全員に無差別に頼むより、この一瞬に集中したほうが圧倒的に返ってきます。
- ハードルを『写真1枚でOK』まで下げる。 「感想を書いてください」は重い。「写真1枚だけでも助かります」に変えると、書く人が増えます。文章は、書ける人が勝手に足してくれます。
- “何を書けばいいか”を先に渡す。 人は白紙が一番つらい。「“日本初のピタ、面白かった”の一言だけでも」のように、書き出しの見本を渡すと、口コミの着手率が上がります。
なぜ「口コミの数」がそこまで大事なのか
評価の星が高くても、件数が少ないと、初めての人は不安になります。「★4.8、でも口コミ8件」より「★4.3、口コミ200件」のほうが、多くの人は安心して足を運びます。星の高さ(質)はもう勝っているのに、件数(量)で負けている——これが、保存だけ多い個人店の典型パターンです。
だから伸ばすべきは、味でも星でもなく「証明の量」。しかもその母数は、保存という形で、すでにあなたの手元に集まっています。
返信も忘れずに。口コミは“書いて終わり”じゃない
意外と見落とされがちですが、届いた口コミには必ず返信しましょう。良い口コミには感謝と次の一皿の提案を、厳しい口コミには言い訳せず改善の一言と再来店の誘いを。返信している店は「生きている店」に見えます。これも、次に口コミを書く人の背中を押します。
「お願いする一言」も、毎日の発信も、続けるのが一番むずかしい
AIDISHは、飲食店の発信を“続く仕組み”に変えるAIです。口コミ導線やSNS投稿を、忙しいワンオペでも回せる形にします。
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